
親権とは、未成年の子の監護・教育を行う権利と義務を指すものです。該当する子の居る夫婦が離婚する場合、よく父母のどちらが親権を持つか、裁判で話し合うことがあります。
しかし、実は親権には2種類あり、一つは実際に子と暮らし、生活の面倒を見る監護権、もう一つには法定代理人として子の財産管理や親として法律上の義務と権利を得る法定代理権があります。
そのため、片方が監護権のみを得て子と生活し、もう片方は親として法律的に保護する、というパターンも可能なのです。
また、この権利は一人一人の子に与えられるため、二人以上の兄妹がいる場合、上の子は父が親権を持ち、下の子は母が親権を持つという場合もあります。
いずれも非常にデリケートな問題ですから、両親と子が納得できるよう、よく話し合う必要があります。
著者たちの真摯さが伝わってくる
豊富な判例・事例を挙げながら、どのような場合にどう行動すべきかを示してくれる。類書には具体的な根拠なしに自分の印象をだらだら書いただけのものが多いが、この本は著者たちのまじめさが伝わってくる。