
調停とは、裁判所で行う紛争解決の一つで、紛争や問題に巻き込まれている当事者間の間に、裁判官と調停委員が挟まって、問題を解決することを指します。
調停では、当事者同士の言い分を聞き、場合によっては事実関係も調査し、その結果と法律的な評価に基づいて双方の歩み寄りを促します。
そのため、訴訟のようにどちらか一方が訴える・訴えられるという関係ではなく、お互いに問題を解決するための和解策を話し合うもの、とされています。
また、訴訟に比べて手続きが簡便であることから、比較的小規模の紛争に利用することができ、双方が自由に言い分を述べられるという利点を持っています。
このことから、離婚問題を解決する際も調停を利用することが多く、お互いの離婚するきっかけや理由などを調べ、慰謝料や親権、財産分与について明確に話し合われていきます。
あなたならどうするか?
本書では、対談する2人の経験をもとに「(人間を)保護する責任」をどのように実行してゆくかが語られている。
この「頭では理解」できても、実際の行動としてどうしたら良いのかがわからないテーマについて、本書を入門書として考え始めてみるのはどうだろうか?
今現在だけではなく、10年後・20年後の世界を少しでも平和で住み良くするためには、避けては通れない(無関係ではいられない)話なのであるから。
21世紀における平和の構築―元PKO部隊司令官からの提言
本書は、2006年10月15日に放送されたNHK・BS特集「未来への提言」シリーズの「戦禍なき時代を築く」におけるロメオ・ダレール氏(カナダ上院議員・元カナダ陸軍准将)と伊勢崎賢治氏(東京外国語大学教授)の対話を収録、編集したものである。両氏とも国連平和維持活動(PKO)などの現実に知悉しており、この両氏の対話は、実に示唆に富む非常に有益な語り合いとなっている。わが国の国際貢献活動等に関心のある方は、是非ともこのブックレットを読んでいただきたいと思う。
特に、国連ジェノサイド予防諮問委員会委員(刊行時)でもあるダレール氏は、04年に制作された映画「ホテル・ルワンダ」でニック・ノルティ演じる“オリバー大佐”のモデルとされている。同氏は、1993年、内戦状態にあったルアンダに国連PKO部隊司令官として派遣され、停戦監視に当たったが、翌年、部族間対立により「わずか100日間で約80万人もの人びとが虐殺」(本書)されるという事態に遭遇した。この衝撃によって、帰国後、PTSDを発症、2000年には自殺を図ったのであった…。
その後、立ち直った氏は、ルワンダの体験記録を執筆し、この惨状や国際社会の責任などを人びとに訴え続けている。その中で、取り分け氏が強調するのは、本書に従えば、次の2点であろうか。すなわち、1点目として国家主権を超えた「保護する責任」という新しい概念であり、2点目は5大国以外の「中堅国家の連携」ということである。これらの内容については、当書を玩読してもらうとして、最後にダレール氏の言葉で結びたい―この地球上のひとつひとつの命はみな等しく平等です。それが正義の前提です。